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「え？？」
何も聞いていなかった俺は、どう言うことにするのかわかっていない。
「もう！蓮兄、聞いてなかったの？」
こたがプリプリ怒っている。
「だーかーらー！
お盆と正月は一緒に帰って、来年から一緒に住むの。
でも、突然一緒にってのは怪しいから、まず俺が、かーさんに、料理ができないから困ってるー、って何度か泣きつく。
で、蓮兄の家に何度もお世話になってるって言う既成事実をつくり…」
こたが一生懸命話している。
どんな作戦を立てても、驚くときは驚くだろう。
こんな、くだらな…くもないけど、大して効果のないような作戦を一生懸命立てている姿を見ると、本当に可愛いなぁ、と思ってしまう。
もちろん、それに付き合ってくれている健斗も。
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