出会い

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「すげー!」 「うわー!かっけー!」 俺がこたを気に入っていたのは、長く遊べるからだけではなかった。 こたは、いつでも、俺のプレイを見て、感動してくれた。 大声で褒め称えてくれた。 だから、俺も、魅せるプレイを目指し、有名なバスケ漫画を読んでそのプレイを真似できるようこそ練したり、バスケ雑誌を見て父親にかっこいいバッシュやリストバンドなんかを買ってもらったりした。 「えー!これ、エアじゃん?蓮兄すげー!」 俺が新しいものを身につけていると、こたはすぐに気づいて反応してくれる。 「兄貴、最近、買ってもらいすぎじゃね?」 なんて、説教くさい弟なんかより、よっぼど可愛かった。
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