第1章 出逢い

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「千晃ー?宇野ちゃーん?」 遠くから友達が私たちを呼んでいる。 「秀太に真司郎だ。久しぶりだね~」 って、言っても1週間ぶりくらいだけどね。 「お前ババァだな。1週間で久しぶりとか」 あーあ。口の悪い奴め。 小さくてダンスが得意の末吉秀太が、やっぱり言い返してきた。負けたくなくて反論していると… 「やめとき。小さい2人が言い合いやっててもな、見苦しいだけやで」 「「なっ!!!」」 私たちに、言ってきたのは髪の毛が茶色で小さい頃からの幼馴染みの與真司郎。関西弁なのは、こっちに引っ越してくるまでは京都に住んでいたから…らしい。 って…宇野ちゃーん!!! 笑ってる場合じゃなくて助けてよー…。 これが私たちの日常。 毎日会っては喧嘩みたく言い合いして。 いつも、この 4人でいて。 でも、そんな日常が変わってくるのは もう少し先のお話。
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