再会と罪

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僕、榊祐太は大学に通っている、あることを除けばただの一般人だ。 周りのみんなと違うことは、人を殺した過去を、僕は持っているということ。 それなりに彼女もいた。やることはすべてやり終わったような人生に希望もないような生活を送っている。 「祐太!今日合コン行かね!?」 南拓也、高校からの同級生で唯一僕の過去を知っている。 「いつも幹事役でつまらないんじゃなかったのか?」 「ふっふっふっー。残念だな。今日の合コンは年上でも同い年でもないんだよ!」 「は?年下でも連れてくるのか?」 「 今回はあの有名な女子高、北浜高校のお嬢様達との合コンなんだよなー!これが」 北浜高校といえば、県内唯一の女子高で頭も良く、半分以上がお金持ちのお嬢様という、かの有名な学校だ。 「な?な!?祐太も行くだろ?」 いつもはあまり乗り気ではないがたまには仕方ないと思い誘いに乗ることにした。 こんな当たり前の毎日があっさり崩されるなんて、この時は思ってもなかったんだ。
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