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とある田舎の村。
綺麗な川。綺麗な山。
涼しい風。綺麗な空気。
「…おーい!またこんな所で寝て…。桜?
お父様がお呼びだぞ?」
「…んッッッ…もうちょっといいでしょ?
昨日遅くまで書物読んでて…まだ眠い…」
桜…と呼ばれた少女は、大きなアクビをしながら、言った。
その少女の兄らしき少年は…呆れながら言った。
「そんなんだから…お父様に怒られるのだぞ?
女が1人、昼間に出歩くなと言われてるだろ?
いつ、戦がはじまるか…」
桜は言った。
「はいはい。お兄様。
今から帰ります。困らせるつもりはありませんから。」
「よし。帰ろう。」
桜の兄は、妹の手を取り起き上がらせた。
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