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桜たちが家につくと、しばらくしてお父様が帰ってきた。
「…ただいま。ふぅ~」
「お帰りなさい。お父様、話があります。」
桜は話だした。
「なんだい。桜。
今じゃなきゃ~ダメか?」
桜はうなずいた。
「時間があまりないのです。」
お父様はヤレヤレ…と頭を振ると話を促した。
「桜は…都に行き殿様の奥方になりたいのです。」
お父様は脱ぎかけたワラジを投げ出した。
「何を言っている?!
馬鹿な事を…」
と言うと笑いだした。
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