1990人が本棚に入れています
本棚に追加
/652ページ
週末のレストランは戦場のような忙しさ。
ホール担当は無駄話をたたく暇もない。
当然仕事中の鳴海と雪野も例外ではない。
そんな中――。
「鳴海くん、そこのテーブル、至急片付けてくれますか?」
「了解しました」
耳元で囁かれるのは、味気ない業務連絡。
一瞬、視線が交わり、誰にも気付かれないように、そっと微笑み合う。
秘め事のようなやりとりが、鳴海の胸を高鳴らせるのだ――。
【the end】
最初のコメントを投稿しよう!