第1章

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A 「ワァ――! 雨が止んだぁ――」 千奈美が傘を放り出して小躍りしている。 B 「ほら、傘を拾って、早く学校行くよ」 A 「ネエネエ、放課後までにはグラウンド乾くかな?」 B 「それはチョット無理じゃないかな?」 A 「そっか…………」 小躍りしていた千奈美が、肩を落としションボリした。 B 「でもさ、グラウンドは使えないけど、校外にランニングに行くことはできるでしょ」 A 「そうだね」 千奈美が嬉しそうにピョンピョンと、また飛び跳ね始める。 B 「長雨続きで、体育館の片隅で柔軟体操くらいしか出来なかったから、ストレスが溜まっているものね」 A 「ウン」 千奈美が飛び跳ねながら、嬉しそうに返事を返してきた。
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