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「その次が今日だ」
続いて話し始めたのは南條さん。
「今日、俺が迎えに行くことになってただろう?」
「あそうだ。ありがとうございました」
忘れてた。
今日は大迫共々、南條さんが迎えに来てくれたんだ。
「それはいいよ。駅での待ち合わせの時
叶大にその話を聞いてたからさ。
叶大と恭司に、先に駅に着かせて見張らせてたんだ」
それを聞いた叶大さんと恭司さんが
大きく頷いている。
「まさか・・・・」
「そう、そのまさかだ」
「この前と同じ男だったぞ」
俺のつぶやきに
お2人が答えてくれた。
「あの逮捕された女のほかに
誰かに恨まれるような覚えは?」
「俺ですか?・・・・・・・いえ。
思いつかないですね」
考えてみるも、思い当たる節はない。
「美雪ちゃんのほうはどうだ?」
「あいつも・・・・・ないとは、思いますけど。
あ、南條さんは会いましたよね。
あいつの幼馴染のお兄さん」
「ああ。たしかキミらの交際を反対だって息巻いてた」
「そうです。でもな、
あの人がそんなことはしないだろうし・・・」
いくらなんでも、香田主任は
美雪が怖がるようなことはしないはずだ。
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