朔side.

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ああ、そうなると、僕と茉白との関係だけが妙に心配になってきます。 これは、純ちゃんに相談をしなければいけませんね。娘を持つ父親同士、語り合う必要があります。 『はじめさん、いこうよ。』 ふと、奥さんがいた方向を見るとすでに誰も居ませんでした。妄想なんてしている場合ではないと、僕は碧葉の手を取りました。 『碧葉、僕は君を全力で守りますから。』 この時すでに唯一となった僕の味方は、はいはい、と言いながら僕に手を引かれています。
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