第1章

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A 「エリス大丈夫?」 B 「うん、身体のあちらこちらがまだ痛いけど、だいぶ良くなったわ」 A 「良かった、思い出せない事があったら聞いてね」 B 「ありがとう」 俺がエリスと言われた女の子の体に転生して3週間、一昨日病院から退院し、今日から学校に登校する所である。 この体の本来の持ち主は、告白した相手から振られたと言うだけの理由で、学校の屋上から身を投げて自殺した。 本来の持ち主の魂が抜け出た所に、敵艦載機が投下した爆弾で体が四散して死んだ、俺の魂が入りこんだらしい。 らしい、と言うのは、俺自身には入り込んだ記憶が無いからだ。 体が四散してから、71年もの年月が過ぎ去っていた事や、男の俺が女の子の体に入った事を含め、いろいろ不都合はあるが、頭を強打した後遺症で、記憶がおかしくなっている事にしている。 俺にしてみれば、青春のやり直しができるようだから、文句は無いがね。
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