好きでいるということ

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まずは『超生命体vs人工呼吸を受ける私の息子』というタイトルを考え…内容を考える。 そもそも私の息子たちは1000以上存在する。 超生命体はたかだか一匹である…勝てない理由はない。 まずは、息子たちの部隊をいくつかに分け…300の壁を3つ作って私の部屋に誘導する。 その後は、100の決死隊で超生命体に突撃。 超生命体が疲れ果てたところを残りの部隊で包囲。 私も数日かけてたくさんの兵士を用意したのだ。 学校生活と両立しながらの息子たちの調達に予算の工面は大変だったのだ。 また肺活量も半端ない…100ぐらいで頭がくらくらするが怯まず休みながら続けたのは良い思い出だ。 庶民の味方たる、100円ショップに感謝である。 その後は息子たちの配置を終わらせ、いまだ幼生体からして獰猛な超生命体を待つ。 超生命体は私の母親のもとにいるが、何とかして奴の狩猟本能をかきたてながら超生命体を誘き出さねば。 私は息子のひとりを手づかみし…息を吹き込み転がした。 本来、トラやライオンと同系統たる超生命体に近づくのもはばかれるが…私は奴には負けたくないのだ。 カサカサ…。 カメラを向けつつ、息子にヒモをくくりつけ…超生命体の目の前を行き来させる。 「!!」 ダッ! 昼寝をしていた超生命体はすぐに身体を反応させ、私の息子を一目散に追いかけた。
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