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「ちょ、おい、何笑ってるんだよ」
「いや、だってさっきからごめんしか言ってないし……」
「そこ、笑うとこか?」
「んー、私一人だから、あんまりこういうのなくて……面白いよ……ふふっ」
「え、一人なの?崎川さん綺麗だし、頭もいいって聞いたし、優しいから友達とかたくさんいるイメージなんだけど!?」
「何言ってるの?私綺麗でもないし頭もよくないし優しくもないよ……誰に聞いたのよ」
「隣のクラスの花!川村花に聞いた」
「え?」
川村に……?
あんなに悪口を言われたりしたのに……なんか怖い
「えっと……なんとなく、ニ年の時の話も聞いたよ」
「そ、そう……」
「大変だったんだな」
椎葉くんが手を伸ばしてきた
「触らないで!」
「ご、ごめん……」
「あ……私の方こそごめん……」
「いや、その……」
「ニ年の時の話聞いたんでしょ?私ね、あれから男は嫌い。」
「あ、そっか……」
私、何話してるんだろう。
なんでこんな話してるんだろう……
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