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「ブラックホールらしき空間から未確認飛行物体が出現した事を確認したとはいえ、何故地下にそれだけの知能を持つ生物が住んでいると言える?
それに地底人がいると仮定して、そこまでの移動手段は何だ?」
鋭い視線をボスへと向ける零。
「地下空間に知能を持つ生物がいるとゆう情報事体は数十年前から手に入れていた。
だが、そんな地下を調査する技術は人間には無かった。
無いなら造ればいいよな?
そして数十年かけ地下内部を数十㎞に及び探知できる装置を造りあげた。
その結果、地上から数㎞離れた内部には空間があり、その空間には我々と同じように生活している地底人がいる。
地底人の存在は熱探知で確認したがかなりの数だ。」
ボスは大理石で造られた黒いテーブルに両肘を付け、クロスした指に顎を乗せる。
その数秒後に、2人の顔を交互に見つめると話を再開する。
「そしてその地下内部までの移動手段だが、数年かけ、我々の総力を尽くし造りあげた特殊なジェット戦闘機で2人には移動してもらう。
南極が白夜になる9月~3月の間、その黒い穴は出現する、その穴を通り地下内部まで行ってもらう。
正直ほとんどが未知で、お前達2人にはリスクしかない。」
一通り軽い説明を終えたボスは、立ち上がり、
2人に歩み寄る。
その移動の間に内側の胸ポケットから2つの小瓶を取り出すとそれを2人に差し出した。
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