長い、おあずけ

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「ねえ、いつまでこのままでいるの」 ただ二人で寝転んで、腰から上の裸だけを見せ合って、少しの会話と、見つめ合うだけの時間。 「あたしの体、触りたいと思わないの?」 「何もしない約束だろ」 「それは最初の話でしょ。もう三回目だよ?嫌だったら呼ばれても、もう来ないよ、こんな所」 半ば強引に連れて来られたのは、初めての日だけで、二回目からは、二人別々に305号室に入った。 つまり、桔平の誘いを断らなかったのは、私の意思だ。 一度目のリベンジを期待していた。 けれど、進展は私が服を脱いだことだけだった。
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