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ブランドショップの女性社員殺人事件。
new moonのマスター、こと日下昌治(くさか まさはる)は、ブランドショップの男性社員であったが、商品のデザインを巡り、同僚の赤井と揉めた。
その際に首を絞めて殺害してしまい、これを猟奇殺人鬼の仕業と思わせる為に細工を施した訳だが、その時から赤にこだわっていた。
店の中に駆け込むが、そこで真理に遭遇したのだ。
真理は、以前働いていたマスターが突然変わったので、その時点で既に疑っていた。
new moonは一時休業となったが、暫くして開店した。
「いらっしゃい。何をお出ししましょうか?」
店の呼び鈴が鳴る音に真理が反応し、客に声をかける。
「マスターのお勧めをお願いします」
客は真理にお勧めを注文した。真理が客に勧めるのは新しいカクテル"ローゼマリー"メインのブラッディマリーに白ワインを少し混ぜて薄桃色にしたものだ。
今夜の客も訳がありそうだ。
了
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