1:1人の少年が🌕🌕と"バッタリ"出会う

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「……変態、さん…ですかね…」 RPGに出てくるような、黒をベースとした…まさに"吸血鬼"のイメージを彷彿とさせる出で立ちの、男だった。 「変…!?、 変態とは失礼な!我はそのような類の輩ではない! ………筈だ」 黒く艶やかな、ヒールのある革靴。 黒いレザーパンツ。 細身で、襟の高くなったブラウスの首元に波打つ襟巻。 女性顔負けの艶を出す、腰辺りまで伸びた銀髪。 極めつけは、赤黒い裏地の大きなマントだ。 他にも、"シルバーアクセ"などという装飾品も至る所に飾られている。 パッと見は、この住宅街では少々奇抜な格好をした男、となるが 「…。 こんな所で、何してらっしゃるんですか…?」疑 「…!! 何故、我の姿が視えている!?」 その男、数センチ程ではあるが、宙に浮いていたのだ。
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