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―――???の部屋―――
俺「ん・・んん。まぶしい・・・」
ここはどこだ?
周りを見渡すと、何にもない。本当にない。ただ白い壁があるだけだ。
他はない。
前を見ても白い壁。
右を見ても白い壁。
左を見ても・・・
俺「えーーーー!」
そこには十字架に縛られた彼女がいた。
俺「な、なんでいるんですかーー!!」
彼女「・・なんだね?うるさい」
どうやら寝ていたらしい。不機嫌だ。
とてつもなく。
のんきな彼女を見て俺は、腹がたったのだろうか?今俺達の状況を説明したくなった。
俺「ちょっと!縛られていますよ!!」
これですこしは状況を知って慌てるだろう。だが、返ってきた言葉は
彼女「あぁ。知っている」
俺「じゃあ、なんで寝ているんですか!」
彼女「眠かったから」
俺「こんな状況なのに眠かったから寝るんですか!」
彼女「あぁ。そうだが。何か問題でも?」
俺「はぁー。もういいです。俺が助けます。」
彼女の縄をほどきに行こうとして体を前に倒そうとすると、何かに引っ張られて
体がもとの位置に戻った。
あれ?なんで?
もう一度。
駄目だ
もう一度
やっぱり駄目だ
何度もチャレンジしていると横から
彼女「くすくす」
と、聞こえたので横を見ると彼女が涙を流しながら笑っていた。
俺「な、なにがおかしいんですか」
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