51人が本棚に入れています
本棚に追加
???「ごほん。お楽しみ中悪いが、時間だ」
俺「だ、誰だ!?」
まったく気がつかなかった。
いつの間にか前にあった白い壁が大きなテレビ画面になっていたのだ。
???「そうだな。君には自己紹介がまだだったね。」
???「私の名前は・・・」
エス「S。とでも名乗っておこう。」
俺「エス・・」
エス「ところで君達には聞きたいことがある」
エス「どうやってここを見つけた?」
俺「・・・」
↑彼女が話すだろうと思っている
彼女「・・・」
↑話すつもりなどさらさらない。
エス「そうか。黙るつもりか」
エス「ならば仕方あるまい。無理やりはかせてやる」
ポチ
ボタンを押す音だ。
・・・ずずず
ずずずず
俺「ん?なんの音?」
エス「さぁ、いつまで耐えきるかな?」
俺「なんの事?」
エスの言っている意味が分からない。
彼女「少年・・・。」
俺「まだ笑う気ですか?」
と言いつつ、あきれて横をみると
俺「え?」
そこには、これまでにない真剣な表情をした彼女がいた。
彼女「気づかないか?」
彼女「左の壁が約6cm。右の壁が約5cmこっちにずれている。」
エス「はっはっはー。さすがだな!良い目をもっておる。夏春和美(はるなつ かずみ)!」
俺「はるなつかずみ?誰のことだ?」
エス「ん?知らないのか?君のすぐそばにいるのが、春夏和美だよ」
最初のコメントを投稿しよう!