第1章

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「あっ!」 思わず声が出た。 雨上がりの放課後、空も空気もキラキラしている。 こんな日は会えると思っていた。 「しずく!やっほー!」 紫陽花の影から飛び出して来た子。 「あれ?制服!」 私と同じ制服を着ている! 「似合う?同じにしちゃった」 ポニーテールを揺らして笑う声は、私にしか聞こえない。
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