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「そっか」
久我君の返事は思っていたよりも素っ気なかった。
なぜこんなにも彼の態度が違うのか疑問に思っていたが理由をまだ聞いていなかった気がするのでわたしは思い切って聞いてみようと思う。
ベンチから立ち、両手を上へ伸ばして伸びをしている久我君にわたしは聞いた。
「なんで久我君は、いまのように普通に女子はしゃべらないの?」
すると彼はためらうことなくあっさりとわたしのほうを向きながら答えてくれた。
「なんでって、オレが女子と話したら勘違いするやつ大勢いるし。まず、女子苦手だし」
あきれながら言った久我君の言葉に嘘はないだろう。
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