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" 僕 " とは、桜高2年、水沢柊夜のことである。
女子で溢れる吹奏楽部でパーカッションを担当している。
朝は始発のバスで登校し、帰りは完全下校のギリギリ前に下校する。
朝は朝練をするため。
帰りは部活が長いから。
毎日、楽器と向き合う、それだけといえばそれだけな日々。
そんな僕の毎日を少しでも豊かにしてくれている、藤原朝日は1年生のときから一緒にいることが多い。
部活も同じく吹奏楽部で、こういう人を友達と呼ぶのだろう。
あまり友達は多くない僕にとって、大切な存在なんだろうなと思う。
あとは……。
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