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クラリネット1人+1
バスクラリネット1人
フルート1人+1
ピッコロ0人+1
オーボエ0人+1
アルトサックス1人
テナーサックス1人
バリトンサックス0人+1
コントラバス1人+1
チューバ1人
ユーフォニアム0人+1
トロンボーン1人+1
ホルン1人+1
トランペット2人
パーカッション1人+2
計12人
入部届け 計11
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「凄まじいですね……」
「…今年の入部届けの数と同じくらいしか…部員いなかったんですか」
「そうなんだ…。でも、おかげで23人になる。それなら小編成の部でちょうどいいはず。去年は人数少なすぎてコンクール悲惨どころじゃなかったし…。」
「そ、そうなんですか…。」
「まぁいいよ、君たち2人のおかげで…」
ひきつった顔の副部長の視線を追った先では、部員が水沢を恥ずかしがりながら見ていた。
俺はその部員の視線を追って水沢を見た。
…窓の外の桜を見ていた。
「じゃあ、今日はこれだけ。明日また来てね。」
「はい、わかりました!」
「……………………」
なぜ黙る水沢。
「あの…水沢くん。」
反応なしの水沢に、副部長さんも戸惑っている。
「……………………はい」
なぜこんなにも口数が少ないんだ。
「女子…苦手って言ってたけど…大丈夫?」
「あ、多分…はい」
「そ、そっか!じゃあまた明日」
ペコっと2人で頭をさげて音楽準備室と書かれたドアを出ると、女子の行列があった。
みんなが手に紙を持っている。
「藤原さん。吹奏楽部…まだまだ増えるんだねー」
「…みたいだな」
…いや…ちがう。
手に持つ紙は入部届けじゃない…。
「そんな、水沢…そんなに人気なのか!?」
俺がびびって聞いているのに、水沢は気にしていなかった。
「そうだよ!今更何言ってんの…」
…え?え?水沢はこんなキャラじゃない。
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