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「うっそー!もう終わり!?」
管楽器がガタガタと準備室に楽器を片付けにくる。
「武田が先輩じゃ大変じゃーん」
「ひでぇ!」
「あ、噂のイケメンだ!」
明るく話す先輩たち。
「おい、噂の水沢」
「噂?僕…噂されてるの…?!な、何か目立つことしてた!?」
「何びびってんの」
「あっはー2人ともイケメンだって分かってないんだ!うけるー」
「「え?」」
「あ、2人といたら武田ちっちゃーい」
「「え…」」
「…うぅ…ひどい…おれだって先輩なのに…」
さすがに武田先輩が可哀想になってきた。
「先輩、大丈夫です、俺武田先輩みたいな良い人滅多にいないと思います」
「藤原くん…」
「よし、椅子片付けよう!」
「立ち直り早っ」
クラリネットの先輩の鋭いツッコミが入る。
武田先輩を見て、水沢が微笑む。
そんな水沢を見て、副部長の桜井先輩もうれしそうだった。
「はーい終礼します!」
部長さんの声に、部員がざわざわと集まる。
「今日は1年生と初めて部活だったのでいろいろわかったこともあったんじゃないかなと思います!今日の窓閉め担当はパーカです。よろしくお願いします」
「はい!」
武田先輩が返事をする。
窓閉め?
「じゃあ終わります!ありがとうございました!」
「「「「「「ありがとうございました!」」」」」」
「一緒に帰ろー!」
「おっけ、ちょっと待ってー」
「ばいばーい」
「じゃーねー」
それぞれが帰っていく。
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