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家に帰ってから僕は考えた。
(何故、僕だったのだろう…)
まぁたまたま近くに居たからかもしれない。
だからといって僕に預ける必要があるのかというと、それはまた別の話だ。
(まぁいいか、とりあえず晩飯だ)
僕は昔からよく食べる。
食べているはずなのに
一向に体重や背は伸びない。
現在六時…
今日は何にしよう。
あぁそういえば言ってなかった。
僕は、親がいないため1人暮らしである。
いや、本当は母方の祖母が引き取ってくれるはずのところを僕が『1人で大丈夫』と言った我が儘のお陰だが…
…まぁとにかく1人だから
自分で何でもしなくてはならない。
そう、なんでも…
勉強が出来ないなんて言ってる暇はない
僕が僕であるために必要なことだから
じゃあ、今日は簡単にオムライスでも作ろう。
僕は手際よく作っていく。
タンタン
タンタンタンタン
…
……
………
『出来た…』
まぁ力作なのではないだろうか。
綺麗に焼けた。うん。ちょっと焦げたけど。
それは、「綺麗じゃないのでは?」
そう思った人はごめんなさい。
綺麗だと思ったんです。
とりあえず食べる…黙々と。
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