花と悩み

2/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
家に帰ってから僕は考えた。 (何故、僕だったのだろう…) まぁたまたま近くに居たからかもしれない。 だからといって僕に預ける必要があるのかというと、それはまた別の話だ。 (まぁいいか、とりあえず晩飯だ) 僕は昔からよく食べる。 食べているはずなのに 一向に体重や背は伸びない。 現在六時… 今日は何にしよう。 あぁそういえば言ってなかった。 僕は、親がいないため1人暮らしである。 いや、本当は母方の祖母が引き取ってくれるはずのところを僕が『1人で大丈夫』と言った我が儘のお陰だが… …まぁとにかく1人だから 自分で何でもしなくてはならない。 そう、なんでも… 勉強が出来ないなんて言ってる暇はない 僕が僕であるために必要なことだから じゃあ、今日は簡単にオムライスでも作ろう。 僕は手際よく作っていく。 タンタン タンタンタンタン … …… ……… 『出来た…』 まぁ力作なのではないだろうか。 綺麗に焼けた。うん。ちょっと焦げたけど。 それは、「綺麗じゃないのでは?」 そう思った人はごめんなさい。 綺麗だと思ったんです。 とりあえず食べる…黙々と。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!