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A『もう、こんな季節か』 B「そーだねー、早かったね」 学校帰りの通学路と反対方向に歩く 『これからどうしようか?』 「どーしようかー」 『「ねー?www」』 声が重なった瞬間弾かれたように笑う 『いつも通り遊ぼうか』 「あはっそうしようかー」 いつも帰りに街へでかける 森の中が近道なので2人で突っきる 『そーだ』 「んー?」 『はい、どうぞ』 私は何にも包まれていない紐を渡した 「え、なーにー?急にーw」 『ミサンガ作ったんだよね』 「えぇー?私にくれるのー?」 『そーだよ、大会あるでしょ』 「あは、ありがとー!」 『いいえー』 私の可愛い友人 「あはは、やっぱり嬉しいなー」 『ん?なにがよ』 「こんな事してもらったことないからさー」 『いつでもできるよ』 「あは、ありがとー」 本当に可愛いなぁ 喜んでくれることがとても嬉しい 『さて、もう行こうか』 「そーだね行こうか」 それから私が問いかける この質問を… 『ねぇ』 「なーにー?」 『夏祭り…行こうか』 「?いいよー」 『そぅ、楽しみね』 「楽しみだねー」 不思議に思うかな? 『友達でいてね?』 「ん?いるよーいつまでもー」 予想通りね 『いつまでも…ね』 「うん、いつまでもー」 『なら、いいわ』 あぁダメだなぁ私って本当… 「裏切らない絶対」 ダメなヤツ 『…何も言ってないわ』 「私には何でも分かるのさ君の事ならね」 本当だろうか ならこの、真っ黒い心の闇も見えているのだろうかいや、それはないか 『…うふふふふふそれは凄いね』 「あは、でしょ」 『ふふふふ』 「あははは」 元気でたかも あぁ、この子にはいつも救われるわ ごめんね、でも信じてもいいかしら 「信じて」 『!?!!!!』 何ていった… やっぱり見えているのかな… 「信じてもっと迷惑も何でもかけてちゃんと友達でいさせて?」 『うふ、何でもお見通しね』 馬鹿らしくなってきたわ 「そーだっていってるよー」 もう、悩んでたのが馬鹿みたいね 『てことでいくわよ!』 「そう来なきゃね」 これは悲しい物語じゃあない。 笑顔で手を取り合う 少女たちの話だ…
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