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「それじゃあ、私がお茶の用意はしますね。」
義姉が温かいコーヒーと紅茶をカップに注ぎ
出来上がった頃に呼ばれて三人でテーブルに着く。
皿の中のパンケーキはふわふわでナイフを入れると気持ちよく切れる。
ベーコンはカリッとしているのは彼の好みでスクランブルエッグも半熟のとろとろ具合。プチトマトも色どりを添えている。
「百合さんは紅茶にミルクはいれますか?」
「あらありがとうございます。いただきます」
「理さんは、ブラックで?」
「うん。」
いつものおやつタイムというのもあって各々の好みはとっくに知っているのに義姉は一応毎度聞いてくる。
「そういえば、今夜は奥様お仕事で遅くなるそうですわ。お夕飯何にいたしましょう?」
「あら…今日は均さんも遅くなるそうですから、どうしましょう?」
2人がコッチを見る。
どうする?と聞くでもなく様子を窺われるのはあんまり好きじゃない。
でも、これがこの家でこの2人の役割だから仕方が無いのですこし考える。
「んー…簡単なのでいいよ。
インスタントでもいいし、デリバリーピザも好きだし。」
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