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「ただいま。」
「おかえりなさい、均さん」
深夜遅くに兄が帰宅した。
俺はその時間を見計らってワザとリビングに飲み物を取りにいってた。
ちゃんと夜も大人しくしてますよ、アピール。
「なんだ理、こんな時間まで起きてたのか?」
「悪いー?」
「いや、まぁいいか…」
何か言いたげなのをスルーしてソファに座る。
どうやらここ最近次兄の頭痛の種であった不登校が解消されたからか、ソレに関しては小言をいってこなくなった。
「均さん、お夕飯は?」
「外で済ませてきた。」
「それなら、温かいお茶かなにかおのみになる?」
「あぁ、もらおうか。」
ほうじ茶の香が漂って背中越しのダイニングで人の動く気配があった。
(もう、良い頃かなー?)
パフォーマンスして見せたのだからもういいだろうと、部屋に引き上げることにした。
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