第3章 夢

8/14
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
「今何時?」 「十時過ぎ。」 「なんで玄関を閉めずに寝ちゃったん だろう。」 「だから、早く起きて鍵をかけろって夢の お告げなんじゃない?」 あのまま夢を見ていたらどうなっていたの だろう。男を迎え入れ、その動きに反応した 身体が熱を持ち、昂り、昇り詰めていく 感触が生々しく残っている。 美奈子がカラフェに冷たい水を入れて 持って来た。 「飲む? お水。」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!