第3章 夢

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赤い襦袢を纏った女の足の間が少し緩む。 白くなまめかしい足に欲情した男が女を 組み敷いた。膝を割り、襦袢の裾から差し 入れた手は女の腿を撫でている。はだけた 胸元に顔を埋め、男は女の乳房を舐める。 女の吐息が漏れた。かすかに震えた声で女が 喘ぐのは男の手が辿り着いた場所を示して いる。 女が身体を捩った拍子に襦袢がするりと 脱げた。男の手は女の足の奥で怪しく動いて いる。指が悦びの蜜に埋もれた花芯に触れる と女は喘ぎ始めた。時に速く時に遅く、
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