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こんなことがあるなんて思っても見なかった……
俺はこの日剣道部を無事に終えて帰宅する、いつもの道を通っていつもの交差点を渡って毎日変わらない通学路を歩いていた。
『それにしても毎日同じだななにもかも……』
そんなことを呟きながら竹刀を背負って歩いていた。そこに、一匹の黒猫が飛び出して来た。
『うぉっ( ̄□ ̄;)!!何だこの黒猫。急に人の前に飛び出してきて、危ないだろ』
そう、黒猫に話し掛け蓮は家に向って歩きだした。
その時、後ろで車がスリップする音が聞こえ、後ろを振り向くとトラックが猫に避けようとしてこっちに突っ込んで来た。
『(いってぇ~。体がうごかねぇ。俺死ぬのか……それもそれでいいか。)』
そうして意識を失った。
真っ暗な暗闇の中で蓮は、一人立っていた。
『何ここ……もしかして死後の世界!にしても…なんもねーじゃねーか!』
暗闇の中叫んでいると、突然頭が痛くなりまた蓮は、気を失った。
『何だったんだ、さっきの痛み……それにしてもここ……どこυ』
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