17  だけど、はぁ……だぜ、もぉ  (続き)

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だから、年末に彼女の生理が始まるまでの数日間、 俺たちは、毎晩一緒のベッドに入り、イブの夜のような事を繰り返した。 そして、そんな行為に慣れてきた彼女は、 日に日に美しく快感に目覚めていく。 だが、その分俺は、自分が抱えた現実に対する焦れったさが募る一方。 そして、そういう歯がゆさと高まる欲に掻き立てられ、 俺は、ものすごく彼女と身も心も繋がり合いたくて堪らなくなった。 その結果、年明け早々に俺は、ずっと避けていた病院に足を向けた。 しかし、予想通りに明るい結果を見付けるのは、なかなかに難しいらしい。 「こういうケースの多くは、肉体的な疾患というよりも 心の問題が大きいですから」 それは、医者でない俺にもよく分かっている。
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