16人が本棚に入れています
本棚に追加
だから、
はぁ……、これじゃ、完全に悪循環のドツボだろう。
一人になれば、そんな溜息と共に頭を抱えるしかない。
そして、
やっぱりこれは、彼女と一緒じゃないと治らないのかな。
そう思う一方で、俺の心と体の俺だけの問題なのに、
それに彼女を色々付き合わせるのは、やはり心が重い。
しかも、医者に相談すれば、二言目に出てくるのは「焦るな」の一言。
もう完全に、答えのない迷路に入り込んだ気分だった。
そして、こんな風にウジウジ悶々としている内に時は刻々と流れていき、
とうとうそのまま、俺は、終電勤務の日々へと突入してしまったのだった。
最初のコメントを投稿しよう!