362人が本棚に入れています
本棚に追加
/75ページ
とか何とか説明してたら机と椅子を運び終わりましたとさ
で、朝のHRも終わってたみたいでクラスの皆さんは教室から出て行って……おろ?どっか行くん?
「あ、始業式か」
一学期初日だからな。みんな移動してる訳だ
クイックイッ
なんか袖を引っ張られてる。視線を下ろすとそこに居たのは
「おや。何時ぞやの超絶美少女」
「……恥ずかしい、やめて」
登校途中にぶつかっちゃった女の子ですやん。クラスメイトってかこのサイズで高二なのかよ
「……小さくない」
いや小さいから150あるかお前?
「てかナチュラルに心読まないで頂けますか」
「……目線と表情で、分かる」
そんなに露骨だったか
てかこの子は何の用で俺の袖引っ張ったし
「……先生に、案内してやれって言われた」
なるほど。でも俺が居た頃から校舎変わってないし、大体分かるのよね
言ったら変に思われるから黙って案内されますけど
というわけでちょろっと女の子のことを紹介しておこう。無口美少女だ
うん、まあ髪は肩にかかる程度の黒髪。見るからにさらっさらしてそう。化粧っ気の無い顔は『綺麗』より『可愛い』が似合う感じなんだが、表情の変化があまり無いな。この辺はアルファリアのニーナに似た雰囲気を感じる
で、あ
「すまん、名前訊いていいか」
「……あ、言ってなかった」
肝心の名前を訊くの忘れていたぜ
最初のコメントを投稿しよう!