0人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
溜め息をこぼして空を見た。
空は青空が広がっていて、私の心を晴れにしてくれそうだった。
学校に着いて教室に入った。
「みなみ~!」
「梨穂!」
親友の中内梨穂(Nakauchi Riho)がわざわざ私のクラスに来てくれた。
「さっきみなみの姿見えたからさ!もう来るの遅いってーの。高1の時は毎日遅刻せず来てたのに。」
「まぁ…もう、だるくなってさ。ほら、高2って大変じゃん。」
誤魔化したつもりだけど梨穂にはバレてしまった。
「友達が出来ないから逃げてんでしょ。梨穂が居なくても頑張るって言ったくせに。てか裕太とは最近どう?」
梨穂はニコニコ笑っていた。
裕太は昨日別れた最愛だった人。
私は黙り込んでしまった。
最初のコメントを投稿しよう!