0人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「どうしたの?上手くいってないの?」
首を横に振った。
「恋って難しいもんだよ。でも片想いはもっと辛い。だから頑張りなよ。」
「ごめん。言うの忘れてた。別れたんだ。大丈夫、吹っ切れるから。」
あ然とした様子の梨穂に笑ってみせた。
「みなみ…ごめん。別れたって知らずに色々言っちゃって…」
「大丈夫!!もう、そんな泣きそうな顔はしないの。」
梨穂の頭を数回ポンポンと軽く叩いた。
チャイムがなり梨穂は落ち込んだ様子で自分のクラスに戻って行った。
授業は全然頭に入ってこなかった。
最初のコメントを投稿しよう!