第1章
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早く!早く伝えたい! いつも待っているくせに、なんで今日に限って先に帰っちゃったの? 雨上がりの道を、走っていく。 気持ちのいい青空。 ついさっきまで土砂降りだったのが嘘みたい。 瑞々しい風は夏の香りを含んでいて、ワクワクとドキドキを運んでくる。 今の私の気持ちと同じ。
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