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「呼びかけているのは誰?
助けを求めているのは誰?
何処にいるの?」
返事がきた!
「私は、私だ、燃え盛る物の近くにいる」
「あなたは、惑星なの?」
「惑星? 分からない。
私は燃え盛る物の周りを回っている」
そして彼は助け出された。
呼びかけた相手である銀河パトロール隊の救助船に、遭難した貨物船の乗員、テレパシーを意思の疎通に使用している、テレス星人が多数乗船していたお陰で、私の助けを求める叫び声が理解され、彼は無事救助される。
そして私は、銀河帝国に友人として迎え入れられた。
小さな者達は、私の身体の表面にいる生物と同じく短命である。
だが、私の周りを回る人口衛星である、銀河パトロール隊の宇宙ステーション、ここに勤務している百数十人の銀河パトロール隊員の内、何人かは彼の子孫だった。
今日もまた、彼の子孫だという初々しい銀河パトロール隊員が、私に着任の挨拶を行いに来た。
「初めまして、彼の1000世代後の子孫です。
宜しくお願いします」
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