⑤倉田の過去

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お父さんが再婚して1年が過ぎた頃、 可愛がられていた、その愛情は、 違う愛情に変わっていった。 中3の夏、 倉田は若い継母に襲われた。 だいぶ後になってから倉田が話してくれた。 その時の倉田を思い出すだけで、 胸が痛み、胃がキリキリし吐き気がする。 夏休みのある日、父親が出張で家を空けた。 その日の夜、 自分のベッドで寝ていた倉田は、 首に柔らかな感触を感じた、 …ん… 鼻先に甘い香りがし、 …夢…    …?… 触られてる感覚… ズキンっと疼く… 一気に目が覚め現実を見た。 (…あ!) 目を開けると薄笑いを浮かべる 若い継母の顔が間近に見え、 倉田の心臓は、けたたましく脈を打ち、 血液が一気に体中を駆け巡る。 継母が倉田の物を握り弄っていた。
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