stage②

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シエロにドキドキして、温泉どころちゃうわ。 “後”ってエッチした後ってことやん! この間から同じベッドに眠るようになって、ぐっすり熟睡できるのは、シエロのおかげ。 シエロの体温が、髪をすく指が、心配事や不安感を吹き飛ばしてくれてるんや。 優しくてあたたかくて。 でも。物足りないオンナの私がいる。 カラダが欲するのは、もっと強い刺激で、もっと熱い吐息だってわかってる。 約20年振りの恋愛ってことは初恋と同じやん。って恥ずかし。こんな自分忘れてたわ。 機械的に髪を洗い、全身を磨いていた。 寝室ではシエロが寝転がってた。 「ユウコ。おいで。」 腕を握られた反動で、ベッドに飛び込んだ瞬間、噛みつくように唇を奪われた。 舌で口内をまさぐりながら唇を甘噛みする、大人のキスに翻弄されてしまう。 「シ……エロォオッ。」 「いつもかわいい啼き声だな。」 全身に甘い刺激が流れてゆく。カラダはシエロが欲しいんやから。 力がはいらず息も絶え絶えになってて、流されまいと理性を保とうとするんやけど。 「人族は頭で理解しようとするが、ユウコはどうしたい?」 イジワルなシエロの唇は、巧みな指と舌を駆使して刺激を与え続けながら、首筋を這うように妖しく伝わせ、耳元へと誘導してゆく。 !!!!! 耳元で吐息を直に感じながら、水音が耳奥で響く感覚に身体をしならせて答えられない。 「はぁ、待っ…… 再び口づけをするシエロの表情は、雌を捕らえた雄の色気を醸し出していた。 「この日を待ちわびた。もう一刻も待たぬ。」
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