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「すげぇ!!」とか褒められてたけど、なんなんだろ。
でも、うなづくと若王子君が笑顔になる。
もうそれだけでよかった。
バスに乗り、ちょっとだけ一緒にいて。
先に降りちゃった若王子君を見送って。
テンパりすぎて、連絡先聞きそびれて泣いちゃって。
家に帰ったら、ドッと疲れて晩ご飯食べずに寝て。
夢だったんだよね。
彼から香る、爽やかな匂い。
屈託ない笑顔。
いい夢だった。明日も頑張ろう……大事な日だし。
その日は、夢を見なかった。でも、夢見心地だった。
でも……朝目覚めたら。
暗かった。
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