プロローグ

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ある日の放課後、クラスで人気者の彼が私に。 何の取り柄もない、背もちっちゃくて。 ぽやぽやしてるのに、変に頑固だと言われる。 そんな私に手招きして。 近くまで行ったら、 「ほとぎさん。今度一緒に映画見に行かない?」 「え?どういうこと?」頭が回らない。 「……俺、ほとぎさんとデートしたいんだ。ダメだったら断ってくれても構わないよ」 「お断りします」 「え?」彼が聞き返す。 「断った上で、こっちからお願いします。一緒に行っても良いですか?」 暗かった彼の顔がたちまち、笑顔になる。 でも……
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