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「ってーよレーナ！」
「あっ！お、起きたぁ！」
打ち付けられた頭をさすりながら腹の上で馬乗りになっている女を睨む。
流石にここまでされたら起きざるおえん。
「いくら寝起きが悪いからって乱暴なんだよ全く……」
ブツクサ文句を言いながら腰を捻って背中を鳴らす。
ポキポキ、コキコキコキ……
関節が軽快な音と共に鳴った。
そのまま条件反射で馬乗り女を抱きしめた。
うん、今日も絶不調。
もう歳かなぁ……全身が凝りやすくなってきた。
「……あれ、なんでいるの？」
腕の中で真っ赤になってる小動物を見下ろして呟いた。
ってゆーかここどこ？
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