運命――

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足を胡座に組み直してカチンコチンに固まった顔真っ赤な小動物(レーナ)の頭をポンポン撫でて周りを見渡していると目の前に半透明な少年が現れた。 「……誰?」 『お楽しみ中失礼~私、神です』 ニコニコしながらホログラムが語りかけてきた。 「自覚あるなら帰れ、俺、今、忙しい」 秋以来3ヶ月振りの彼女との再会だ。 もうちょい堪能したい。 『それは後でお願いしたいな~その後からなら……どんだけでもできるから』 「別に帰らないならそれでいい、続けるから」 小動物レーナの俯いた顔をクイッと上げてそっと顔を近づける。 「……や」 「ん?」 「や、やや、やめて!人前は嫌!」 あら残念。 愛しのレーナが通常運転に戻った模様。
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