運命――

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  「分かったから……」 大人な俺と理性も勝利した。 「で、死因がなんで『この状況で良かった』なの?」 また真っ直ぐ見下ろすとフイっと背けられる。 今度こそ照れモードだ。 「上からトラックが来て潰されたの。で、そのまま潰されたんだから……」 たぶん、ぺっちゃんこだよね?と可愛く言うが…… 『「…………」』 おい、何故お前も黙るんだ何か言えよ。 『僕もうハンバーグ食べられない』 「やめれ!」 分かるよ!自分で処理したもんな! 魔法とかで触ってないにしても見てたはずだもんな! 「見られたく……なかったから」 ほら見ろ!レーナが悲しげに俯いたぞ! くそっ耳が垂れた子犬みたいな表情だ! チワワレーナ……可愛いぞ!
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