356人が本棚に入れています
本棚に追加
指に絡み付く襞。
手首だけ回転させて上を引っ掻き
下をグイと押す。
「あー、やべ……オレがイキそ」
舌を休めて囁くと
締め付けるわ、畝るわ、縮まるわ
「遠野さん、ヤバすぎ」
「んんんっ」
ヤバいのは、……オレだろ。
「ね、オレ、ヤバくない？」
可愛くアンアンと喘ぐ声を聞きながら
懲りもせず休み休み呟く。
「遠野さんに悪戯しながら、自分のも悪戯してんの」
身体が跳ねるのは返事の代わりか。
「もーさ、溜まりに溜まってるから
……このままヌケそう」
彼女に愛撫しながら、自慰って、どう？
変態だろぅ。
こういうプレイもありだよね。
指の先が、ワザワザ迎えに来てくれた遠野さんの奥の入り口を撫でて暫く。
ワナナクのは唇とクチビル。
「しんじょ、さん、っ」
「ん、気持ちぃ？」
啜り泣くようなか細い悲鳴の連続
ひっきりなしに続く細部の振動
……オレも、ダメかも。
指を引き抜いて、彼女に跨がり
それを晒す。
握り締めた根っこ。
怯えたように潤ませた瞳を見下ろし
膨張しきったそこを撫で上げ、下ろし
「一回、ヌク」
吐いたため息は熱くて
身体ごと溶かしてしまいそうな程。
そしてその瞬間、遠野さんのピンクのニットに
白い飛沫が飛び散った。
最初のコメントを投稿しよう！