第11章

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イヤラシイ めちゃめちゃエロい。 「見て、まだ出てくる」 自分の果てるところを見せるなんて どうかしてる? 大いにどうかしたい。 願ったり叶ったりだ。 「マジ気持ちイイ……」 遠野さんの反応はまだ無くて いや、無いに等しくて そりゃいきなりこんな具合になったら 何にも言えなくなって当然。 しかも、服…… 汚した、いや、穢されたも同然。 痴戯を披露して恍惚感を得るオレはもはやアウトだろ。 ビクリと震えたのはまだヨサが残る掌の中。 「……っく」 振り絞るように出した声と 振り絞ったヨク その後直ぐに、遠野さんが動き出した。 まだ陽の高い休日の午後。 さっきまではとてつもなく健全街道まっしぐらで スポーツをして爽快な汗をかいたところだ。 身体をゆっくり起こした遠野さん。 引力に逆らえない地球上の万物。 ニットに染み込まずに流れ落ちた穢れの速さは 摩擦なのか 濃度と粘度の問題なのか かなりゆっくりで それがまだ遠野さんのピンクで留まっている間に 彼女が起こしたアクションにもまた 度肝を抜かれる。
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