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俺は、佐藤 一樹(さとう いつき)
皆は、イチと呼ぶ、今年この学校に入学して、
今日は夏休み前のテストの最終日だ。
「テスト終了、後ろからテストを回せ」
先生は、テストを回収し、教室か出て行った。
イチ「どうだった?」
ニノ「あ~ぎりぎりだなぁ」
イチ「赤点じゃなければいいか」
後ろに座る、二ノ宮 楽(にのみや がく)
通称(にの)に話しかけた。
目まで伸びた黒い髪で、
顔に似合わない黒縁の眼鏡
一見真面目か、若干オタクにも見える。
いつも授業中居眠りをしているので、
成績は俺とどっこいどっこいだ。
授業中先生からいつも怒られている。
ニノは一人暮らしらしく、バイトバイトで
学校には昼寝に来ているようだ。
「テストも終わったし遊びに行かね?」
「あ~悪いけど、バイト」
「次は遊ぼうぜ」
「そうだな、また、誘ってくれ」
「じゃ、帰るか」
「おう」
鞄を持ち、昇降口に向かう
これが、俺達の日常だった。
小さな事に疑問を持たなきゃ
ずっと、続いていたはずの日常
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