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突然だが僕は今、ある一つの問いを名も知らぬ誰かに投げかけてみる。
――人間誰しも、探求心や好奇心を持ち、胸を躍らせながら何かに熱心に取り組んだ経験が少なからずあるのではないか?
特に小さい子どもなんかは少しでも疑問に思うことがあると、「なんで? なんで?」と目を輝かせながら大人に問い詰めたり、そうかと思えばカンカン照りの太陽の下、一人じっと地面の上の「何か」を穴が開くほど見つめていたりする。
さて。ではなぜ僕は、唐突にこんな話を持ちだしたのか?
そこには別段深い理由はない。
さらにいうと、別に今から哲学的な話を展開しようとしているわけでもなく、はたまた名も知らぬ誰かから根掘り葉掘り幼少期の心温まるエピソードを聴こうとしているわけでもない。
――ただ、僕は。
「僕の趣味」について少し考えてみようと、そう思うだけなのだ。
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