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──何故、殺そうと思った?
何故?馬鹿にしないで欲しいわ。
いつもいつもいつもいつも!
私はあの人達の言いなり!
何もできやしない!
本当になんにもね!
…ごほんっ
感情的になりすぎたわ。
そう、何も出来ない、それが問題なの。
だから殺すわ。
邪魔者は消すの。
とりあえずやり残した事1つめよ。
──いつ殺すの?
いつ?すぐよ。
そうね今週中には殺すつもりよ。
邪魔者は早く消さないと。
私には時間がないの。
あぁ、そうね。
唯一あの人達に感謝する事があるわ。
《お金を、持っていること》
これだけは魅力的だったわ。
どうやら父の書斎のデスクにあるらしいから。
私、これでもお嬢様なの。
ふふっお嬢様が殺人…か。
シュールね。
という訳で、準備期間は3日ね。
──やり残した事って他にも無いの?
あるわよ。たっくさんね。
まず、食べたいモノがあるの。
そこまで大袈裟だったり高いモノじゃあないわ。
私…ファストフードを食べたいの。
いつも高級な食材を使った料理だったり
フルコースだったり…いい加減飽きたわ。
てことでワック?かしら。
出来れば《友達》と、行って見たいの。
本当の、友達と…
あとは……
───恋、かしらね?
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